フィリピンオリンピック開催は可能か?~SEA GAMES運営より
2019年12月4日 フィリピン生活の実態公開[contact-form][contact-field label=”名前” type=”name” required=”true” /][contact-field label=”メールアドレス” type=”email” required=”true” /][contact-field label=”ウェブサイト” type=”url” /][contact-field label=”メッセージ” type=”textarea” /][/contact-form]皆さんこんにちは。
皆さんは現在フィリピンで行われているSEA GAMESをご存知でしょうか??
知らなかったという方はこちらから概要をご覧ください。2020年に東京オリンピックの開催に懐疑的な方も多いでしょうが、発展途上国や新興国からすると、オリンピックのようなビッグイベントの開催は、国の開発に際して大いに貢献するものなのです。例えば、南アフリカのワールドカップ開催やリオデジャネイロオリンピックです。
オリンピックを開催することによって、フィリピンという国の発展を証明することができ、また観光客からの観光収入・雇用の創生といったメリットが考えられます。また、それに伴い交通網の整備も進められより住みやすくなることが考えられます。
ただ何より、フィリピンでオリンピックが見られたらわくわくしませんか??
私はとてもワクワクします!!そこで今回は、オリンピック開催へ向けての課題というものを、SEA GAMESの運営状況から見ていきたいと思います。
SEA GAMES運営上の問題
さて、現在フィリピンで開催されているこの大会ですが、すでにいくつ問題が起こっています。
空港からホテルへの送迎問題
・ティモール共和国の数名の選手は、予定されていたホテルとは違うホテルに送迎されてしまい、ホテル到着後に元々予定されていたホテルまで戻る事態が起きました。
・カンボジアの選手は、空港に到着したのですが、予定されていた時間よりも早い到着であったので、ホテルにチェックインできずにホテルの会議室で長い間待たされてしまう事態も起きました。
その後、すべての選手は予定されていたホテルに宿泊することができたのですが、選手に不便をかける形となってしまいました。これについては、フライトスケジュール変更の詳細の上意下達が遅かったために、ホテル側との連携が取れずに起きてしまったと報道されています。
食事に関する問題
イスラム教徒に対する配慮として、ハラルフードの提供は欠かせないものですが、ハラルフードの提供開始日が11/26日からとなっており、すでに予選が始まっているサッカーなどの選手たちはハラルフードを食べられずに数日間過ごす事態も起きています。また、ケータリングの提供の遅さ、食事内容が毎日同じであるとの苦情も出ています。
より大きな国際大会の運営は可能か?
現在のSEA GAMESの運営状況を見る限り、現状での開催は難しいでしょう。
SEA GAMESは、Philippine Southeast Asian Games Organizing Committee (PHISGOC)という機関が運営しているのですが、これはある議員が率いた私設の組織(民間の組織)であり、国が責任を持って行っているわけではないのです。
東京オリンピックとは、少し変わった形の組織運営がなされていることが分かります。このために、政府の管理があまり行き届いておらず、もっと準備が的確に行えなかったのか?内部腐敗が進んでいるのではないか?と、ドゥテルテ大統領は、怒りをあらわにしており、SEA GAMES終了後に組織委員会の内部調査に入るとの発言をしています。また私個人的な意見なのですが、スタジアムまで公共交通機関で行く方法が海外の方にとっては難しいのではないかと感じました。なので、ゲーム後にタクシーを捕まえるのはとても大変だったように思えます。バス停には、行き先が書いていなかったり、ジプニーも初めての人にとっては値段が分かりにくかったりします。
やはりこのようなことを修正して観光客にとって過ごしやすい場所にするには、政府主導の大会にし、バス停や駅を外国人にとって分かりやすくする・交通網の整備が不可欠ではないでしょうか?
南米初開催となったリオ開催と比べて
ブラジルは新興工業国の一つに数えられており、GDPを見てみても世界で8位ともはや経済大国といって差し支えないほどの経済規模を誇ります。また、交通もフィリピンの水準よりは高く、電車などの公共交通機関も十分に発達していると言えます。
しかし、リオ五輪開催時期には、様々な問題が起こりました。
例えば、大統領の更迭・スタジアム建設の遅れ・失業率の増加による国民の不満です。
当時は、リオ五輪の開催が危ぶまれるほどの事件が立て続けに起きました。そのような状況下でも結局は成功を収めることができました。そのリオデジャネイロと比べて、フィリピンはどうであるのか?
フィリピンの現状では、インフラ整備が先進国やブラジルほど進んでおらず、公共交通機関に難があるのは認めざるを得ません。また、リオデジャネイロの雨季は12月から4月頃ですが、フィリピンの雨季とオリンピック開催シーズンが被るために、マリンスポーツの開催が読めない・屋内競技場をたくさん作る必要があり、金銭的にも厳しくなることは間違いありません。
東南アジアでのオリンピック開催に向けて
現在の政権
現在のドゥテルテ政権は、国民からとても安定した支持を得ており、歴代フィリピン政権でもトップレベルの支持率を示しているのが現状です。就任4年にして75%前後の支持率は、日本の50%前後の支持率と比べても、圧倒的に高いです。その力が発揮できるうちにオリンピックを開催した方が確実に良い成果を残せるでしょう。人口増加と発展・治安
東南アジアでオリンピックを開催するとなると、さらなる経済発展と治安の良さを国際社会にアピールしていく必要があります。フィリピンは、これからも人口が漸増していくことが期待されており、将来的な発展は確実といえるでしょう。そのためにはしっかりとした国の人口政策や労働政策を進める必要があります。以上の二つは現状、フィリピンの強みといえます
しかし、組織委員会の在り方にも疑問を呈さなければなりません。本当に民間が指揮をとり続ける形で良いのでしょうか?国のメンツを民間に任せてしまってよいのでしょうか?
改善点はまだまだ残っていますが、これらが克服される日のことを考えるとわくわくしませんか?
実際に交通渋滞解消については、様々な施策が寝られており、実施されている最中です。例えば、交通渋滞の一因である道沿いの露店を排除しようとする施策が実際に行われています。また、ドラッグの取り締まりを強化しタバコについても電子タバコを禁止するなど、国民の健康を促進する取り組みがなされています。これにより、治安の改善も期待できます。また、SEA GAMESの開会式は盛大に行われ、素晴らしいものであったとドゥテルテ大統領をはじめ、様々な人が口にしています。
様々な場所でオリンピックが開催され、すべての国が主体的に国際社会に参加できるようになる日を待ち遠しく思うばかりです。
大きな声では言えない真相を動画にまとめました。
動画で公開する内容の一部が・・・・
- 何故、世界一の永住権?
年間50名の枠、毎年いつ頃埋まる? - 日本と異なる新興国特有の特徴?
- 問題山積み日本と今後も良好に
付き合う次世代の生き方? - 実際の手続きは込み入る事情?
- 詐欺はどこに依頼?
- 先進諸外国で永住権取得、必要所持金は?
- 現地に住むからこそ分かる
フィリピン5つの魅力とは?
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