マカティの飲酒・喫煙・未成年の門限に対する条例は日本よりも厳しい??
2019年12月9日 フィリピン生活の実態公開皆さんはマカティ(メトロマニラの一部)についてどんなイメージを持っていますか?
・夜中に一人で歩いていると危ない?
・街中でたむろしている人がたくさんいそう?
・酔っ払いが外でけんかしていそう?
・ドラッグやハーブで頭のねじが飛んだ人が奇声を上げている?そんなイメージを持っている方が多いかもしれません。私もそんな一員でした。
しかし、実際はそのようなことはありませんでした。
・外で酔っ払いを見かけない
・外でタバコを吸っている人が少ない
・夜中に大声で騒いでいる人はいない
これが実際のマカティでした。オフィスやコンドミニアムが立ち並び、治安の悪化の原因となる飲み屋街などの大きな繁華街は見当たりません。フィリピン人は日本人と比べると、家族を大事にし、家族との時間を多くとろうとするからです。そうなると、必然的に飲み屋などの繁華街は出現しません。実際にフィリピンの方に聞いたところ、できるだけ家族と一緒に食事をとるし、夕食に外食に行くことはあまりないと言っていました。夜は家族と一緒に過ごすというために、マカティでは夜に外が騒がしいことはありません。
また、マカティには厳しい条例が存在しており、これも秩序を保つ、大きな要因となっています。
路上飲酒禁止条例
マニラを中心としたメトロマニラでは、基本的に条例で公共の場での飲酒が禁止されています。
公共の場というのは、私有地を除くすべての場所が含まれます。
そのため、公営のスポーツ大会の会場や公園でもお酒は許されていません。私がセブ島の田舎で暮らしていた時は、基本的に飲み屋は基本的に外にあり、コンビニの前で買ったお酒も飲めたため、マカティに移ってきたときにカルチャーショックを受けました。同じフィリピンであっても、大きな差異があることが分かります。
この条例を破った際には、
初回 :1000ペソ[約2100円]の罰金、もしくは3日間の投獄
二回目:1500ペソ[約3150円]の罰金、もしくは7日間の投獄
三回目:2000ペソ[約4200円]の罰金、もしくは1カ月の投獄
となっており、罰則も設けられています。路上喫煙禁止条例
公共の場での喫煙は禁止されています。また、公共の喫煙所も日本より少なく、喫煙所を見つけるのが難しい状態です。
幼い子供が近づくような公園・学校などの周辺100メートルでは、タバコを販売できないことになっており、タバコのパッケージには、タバコによる害で病気になった方の見るに堪えがたい写真が掲載されており、国民の購買意識を削ぐようになっています。
一番精神的ショックの小さいものを掲載させていただいたのですが、ひどいものはよりグロテスクな画像がパッケージに印刷してあります。最近では、ドゥテルテ大統領の意向により、電子タバコの輸入・販売・使用も禁止され、すでにほとんどの店で喫煙は禁止されています。
禁煙の流れが日本よりも強くなっているのが現状です。
罰も当然存在し、マカティでは、500ペソ[約1100円]~の罰金、もしくは数時間の拘束となっているようです。未成年の門限条例
一番特徴的なのはこの条例ではないでしょうか?
18歳以下の子供は、22時から翌朝4時まで一人で外を歩いていたら日本と同じように補導されます。
しかし、子供を危険から守るためなのか、特に厳しい罰則が定められています。初回 :子供は警官によって家まで送られますが、その後に親はセミナーに参加しなければなりません。そのセミナーに参加できなかった場合、市が提供している公共サービスの一部が停止されます。
二回目:2000ペソの罰金、または5日以内の拘束、もしくはその両方が課されます。また、両親からの虐待がないかの調査が入るなど様々な調査が入ります。対して、日本の未成年指導(補導)はそこまで厳しくないのが現状です。
ここから、フィリピンの親は子供に対しての責任を日本以上背負っており、また子供のことを大切にする文化があると言えるのではないでしょうか?
実際にフィリピンは、baby shower[ベビーシャワー]やgender reveal[ジェンダーリビール]というパーティを開催し、子供の誕生を待ち、生まれた後にchild dedication[チャイルドデディケーション]を行い、子供の誕生を盛大にお祝いします。
マカティの治安は??
以上のような取り組みは評価され、マカティの治安もどんどん上がってきているのが現状です。
実際に出された東南アジアの治安の良い都市ランキングでも、四位にランクインするなど成長が目覚ましいです。
実際に、今見ていただいたように、法により治安や住みやすさがどんどん上昇しています。
一度自分の目でマカティをご覧になってはいかがでしょうか?よろしければ合わせて、Limonz WEB媒体の一度ご覧ください。
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