フィリピンの教育システムご存知ですか?日本とは意外と違いますよ!
2015年10月21日 フィリピン永住権ニュースこんにちは。リモンズの小倉です。今回はフィリピンの教育についてご紹介させて頂きます。
現在お子さんをお持ちでフィリピンに興味がある方、子供はいないけどフィリピンの教育に興味がある方、それぞれの方が参考にできる記事だと思います。フィリピンの教育システム・日本人学校の紹介をします。それぞれ、長所・短所がございますので、ぜひ検討してみてください。
目次
1.フィリピンの教育制度
① 義務教育の期間
② 言語
③ 教育制度変更の理由
④ 現地の学校の良さ
2.日本人学校
① マニラ日本人学校
② セブ補習学校
③ オイスカ・マニラ日本語幼稚園
3.まとめ1.フィリピンの教育制度
① 義務教育の期間
フィリピンでは2013年に教育制度改革を行われ、今まで10年間の義務教育だったのが、13年となりました。
変更点は幼稚園一年を義務教育期間とし、中学校四年、高校二年としました。
幼稚園一年―小学校六年―中学校四年―高校二年となっています。
私は現在、フィリピンの大学に通っていますが、日本であれば高校生の年齢の学生もいるので少しにぎやかだなという印象をうけています。② 言語
国語(タガログ語)、歴史の授業等がタガログ語で行われ、それ以外の授業は英語で行われます。
大学の講義においても、経済・政治・法律等は英語で講義が行われますが、文学の講義はタガログ語で行われる傾向があります。③ 教育制度変更の理由
教育制度改革以前のフィリピンには、中等教育が四年間しかありませんでした。従って、高校卒業時は16歳、大学卒業時は20歳で社会に出る形でした。
では、なぜ教育制度を変更したのでしょうか?
その理由としては、基礎学力の低下が挙げられます。
国際教育到達度評価学会の数学・理科動向調査によると、2003年調査においてフィリピンは下位という結果になっています。日本の中学二年生相当では、数学が参加国46か国中42位、理科が43位でした。この結果は近隣諸国のインドネシア等を下回る結果になっています。原因は12年間分の内容を10年間で詰め込んだ教育内容です。
このことは、高校卒業後に就職又は進学する若者、大学、就職先にとっても好ましくない結果をもたらしています。フィリピンの失業者の三割が高校卒の学歴保持者であり、かつ失業者の多くが15-24歳の若年層となっています。若者層は経験不足とみなされるため、雇用機会に恵まれないのです。ちなみに大学の講義も学生が若いので日本であれば高校で習うようなレベルの講義があります。④ 現地の学校の良さ
フィリピンの現地学校の良さは、やはり英語で授業が行われるということでしょう。多くのフィリピン人は英語が堪能なので、お子さんの英語能力を鍛えることができると思います。またフィリピン人と接することも、かけがえのない体験です。
私もフィリピン人と一緒に大学で講義を受けていますが、生まれた環境等が違うので「そんなこと考えるのか」と思うことがあります。
※日本人の子どもは、フィリピンの公立学校に通うことは出来ませんが、私立学校に通うことは可能です。2.日本人学校
日本人学校は一時的に滞在する日本人の子供たちを対象に、日本と同じ教育内容を提供するための学校です。そのため、フィリピンの現地の学校とは教育内容が異なります。主な転入学の資格条件は以下の通りです。
1.日本国籍を持っていること
2.日本語の読む・書く・聞く・話す四つの能力があること
3.近い将来日本に帰国し、日本の学校教育を受ける意思があることでは次に、日本人学校の種類についてご紹介してまいります
① マニラ日本人学校
マニラ首都圏の、Bonifacio地区に日本人学校があります。基本的にBonifacioは治安が良いため、治安の面での心配はあまりないかと思われます。
ちなみにマニラ日本人学校は全日制です。
② セブ補習学校
補習学校は、現地学校、インターナショナルスクール等に通学する義務教育相当の年齢の子供の国語等の学力維持のために設立のため設立している施設です。
こちらは土曜日の午前中三時間のみの開校になります。③ オイスカ・マニラ日本語幼稚園
教師が全員日本人の、マニラ唯一の日本語幼稚園です。
3.まとめ
フィリピンの義務教育は、日本の義務教育の内容とは異なります。日本に帰る予定ならば、日本人学校に通わせたほうがいいのではないのかなというのが個人的な意見です。お子様の性格も関係しますので、納得いくまで学校をみて回るといったことが大切でしょう。
また、日本人のお子様は以上に挙げたフィリピンの現地私立校、日本人学校以外に、インターナショナルスクールに通うこともできます。
インターナショナルスクールについては、下記の記事から、より詳しい情報を得ることができますので、ぜひご覧ください。大きな声では言えない真相を動画にまとめました。
動画で公開する内容の一部が・・・・
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フィリピン5つの魅力とは?
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フィリピン永住権ニュース インドネシア / フィリピン / 国際学校 / 失業者 / 子弟 / 学力 / 学校 / 就職 / 教育 / 数学 / 文学 / 日本人学校 / 日本国籍 / 現地学校 / 理科 / 義務教育 / 若年層 / 英語 / 開校 / 雇用 / 高校この記事に関連する記事
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