フィリピンのインターネット社会の発展とその課題
2015年12月2日 フィリピン生活の実態公開こんにちは、インターン生の松本です。今回は「遅すぎる!」と外国人滞在者から不満の多いフィリピンのWI-FI(インターネット接続)速度についてお話します。東南アジアの各都市比較で最もネット環境が脆弱と言われるフィリピンが動き出しました。
2016年末までに無料WI-FIを全土で完備
ネットが遅くて当たり前と思っていたフィリピンですが、ついに政府主導でWI-FI環境の整備に取り組みはじめました。予算15億ペソをかけ全国の43都市967の市町村に敷設するそうで、電車やバスの駅、空港、公園、病院、公共の図書館、及び国立の高校・大学などで利用出来るようになる予定です。
3段階のレベルの違い
無料WI-FIには3段階のレベルが存在し、インターネット利用者のニーズに応じたインターネット速度が使用可能となっています。外国籍でも使用可能となっていますので、是非ご確認下さい。
【レベル1】
レベル1は一般市民が利用できるWi-Fiです。フィリピンのショッピングモールなどで良く利用されているような感じで使えます。これは簡単な登録を済ませてから利用出来ます。レベル1では256kbpsのインターネットの速さを1日に50MB分、そして1月に1GB分の制限付きで利用出来ます。
因みに256kbsのインターネットの速さではE-メールの確認またはサイトの観覧を普通に行う事が出来ます。私自身モールで無料のWi-Fiを使用した事がありますが問題なくインターネットでサイトの観覧をする事が出来ました。
【レベル2】
レベル2は公務員や外国人が利用出来る、比較的速いWi-Fiです。このWi-Fiに接続するには外国人の場合はパスポート、フィリピン人の公務員の場合はIDの所持が必要となります。レベル1とは倍で、1日100MB分、1月2GB分利用出来ます。
【レベル3】
レベル3の場合は限られた人にしか利用できなくなっており、1日1ooMBから300MB,1カ月2GBから3GB分のインターネットが利用出来ます。インターネットの速さは全て256kbpsと決められています。このインターネットの速さは国が定めています。
フィリピンのインターネット
今では仕事やプライベートなどでインターネットは必要不可欠なライフラインの1つとなっています。しかし携帯の電波のように、インターネットWi-Fiは不安定になる事があります。
つまり、フィリピンのBGCやマカティなどといった近代的な街の中でも、インターネットは不安定になりやすいのです。調べによるとフィリピンのインターネットの速さは世界で176位とASEAN10カ国の中でも一番遅いのです。
今までフィリピンの関係当局はフィリピンの通信会社に対して、消費者に提供するべきインターネットの最低限の速さを設けていませんでした。しかし今年の8月13日に、フィリピン政府は通信会社に対して最低256kbsのインターネットの速さで、安定的に提供するように指示し、法律で決めました。
フィリピンのインフラ開発の遅れ及び貧困層の拡大には大手企業による市場の独占があります。この背景にはフィリピンの政治家と大手財閥との強い関係性があります。これらの大手企業は法的に政治家によって守られており、外資系企業の市場参入を防いでいるのです。
これにより大手企業の独占状態が続いており、市場競争が低下し、品質低下と価格の高騰につながっています。統計などをみても、フィリピンの投資率は隣国のタイやインドネシアなどと比べて低いのです。
フィリピンでは簡単に家庭用のインターネットの設置を申し込む事も出来ます。様々なプランがありますが、月々大体1000ペソ(約2500円)で利用する事が出来、それも以外とスムーズに使えるため結構お得に感じられます。
自分で借りて短期間でコンドミニアムで生活される場合は、オプションでインターネットの設置を依頼する事が出来、先ほどの価格で利用する事が出来ます。また日本では当たり前のように導入されている光ファイバーもフィリピンでは利用出来るようになっています。
フィリピンは他国と比べ技術的な面ではまだまだ遅れを取っていますが、確実に少しずつテクノロジーは進歩しており、人々の生活を変化させています。フィリピンのマニラではたくさんのカフェを見かける事ができ、こういった場所などではインターネットを手軽に利用する事が出来ます。
その際Wi-Fiの看板があるかの確認、または店員の人にお店でWi-Fiが利用出来るか確認しましょう。利用できる場合は、Wi-Fiの名前と必要となるパスワードを注文時などで確認しましょう。こう言ったカフェのサービスは特に外国人旅行者や短期滞在者などにはありがたいものです。また週末などでは勉強している学生もたくさん見かける事が出来ます。
大きな声では言えない真相を動画にまとめました。
動画で公開する内容の一部が・・・・
- 何故、世界一の永住権?
年間50名の枠、毎年いつ頃埋まる? - 日本と異なる新興国特有の特徴?
- 問題山積み日本と今後も良好に
付き合う次世代の生き方? - 実際の手続きは込み入る事情?
- 詐欺はどこに依頼?
- 先進諸外国で永住権取得、必要所持金は?
- 現地に住むからこそ分かる
フィリピン5つの魅力とは?
クオータビザにご興味ある場合に限り「真相を知れる動画を見る」をクリックし、
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フィリピン生活の実態公開 ASEAN / BGC / Philippine / WI-FI / インターネット / コンドミニアム / パソコン / フィリピン / フィリピン政府 / マカティ / マニラ / ライフライン / 光ファイバー / 公共施設 / 寡占 / 市場競争 / 東南アジア / 財閥 / 貧困 / 通信会社この記事に関連する記事
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